スーパー×メーカーのコラボ懸賞は狭き門|99件の集計で当選人数が3分の1だった
小売店とメーカーの共同企画の懸賞99件を集計したところ、当選人数の中央値は80名と、単独主催の250名の3分の1でした。旅行・レジャーや家電など単価の高い賞品に偏っていることが背景にあります。
スーパーの店頭で「◯◯(お店)×△△(メーカー)」という共同企画の懸賞を見かけることがあります。対象商品を買ってレシートで応募するタイプの、いかにも当たりそうなあの懸賞です。
アタリバに掲載している懸賞のうち99件がこの形の共同企画でした。集計してみると、単独主催の懸賞にくらべて当選人数が3分の1ほどしかない、意外と狭き門だとわかりました。
集計の前提
アタリバに掲載している応募受付中の懸賞835件を、主催・タイアップ先の表記に「×」が入っているもの(99件)と、そうでないもの(736件)に分けて比較しました。前者を「共同企画」、後者を「単独主催」と呼びます。
当選人数の比較は、人数が公表されている懸賞に限っています(共同企画93件、単独主催532件)。一部に数万名規模の大量当選があり平均値が大きく振れるため、真ん中の値である中央値を使いました。集計は2026年8月時点のものです。
なおアタリバは企業のプレスリリースを主な収集元としているため、メーカーが実施する懸賞の割合が高くなっています。日本の懸賞全体の統計ではなく、当サイトが集めた範囲での傾向としてお読みください。
共同企画と単独主催のちがい
項目 | 共同企画(99件) | 単独主催(736件) |
|---|---|---|
当選人数の中央値 | 80名 | 250名 |
レシートが必要な割合 | 86% | 55% |
締切までの日数の中央値 | 15日 | 23日 |
当選人数は80名と250名で約3倍の差があります。共同企画は「お店で対象商品を買った人」という条件が加わるぶん応募できる人が絞られるので、そのぶん当たりやすいと考えたくなりますが、用意されている当選枠のほうが先に小さくなっています。
レシートが必要な割合も86%と高く、ほぼすべてが買い物を伴う懸賞です。締切までの日数も中央値15日と短めで、見つけてから応募するまでの猶予はあまりありません。
賞品の中身がはっきり違う
賞品の種類 | 共同企画 | 単独主催 |
|---|---|---|
現金・金券 | 35% | 33% |
旅行・レジャー | 26% | 12% |
グッズ | 13% | 29% |
家電 | 10% | 3% |
食品・飲料 | 4% | 10% |
当選人数の差を説明しているのが、この賞品の内訳です。共同企画では旅行・レジャーが26%(単独主催の12%)、家電が10%(同3%)と、単価の高い賞品の比率が目立って高くなっています。逆にオリジナルグッズは13%と、単独主催の29%を大きく下回ります。
小売店とメーカーが共同で予算を出す企画では、店頭で目を引く「豪華賞品」が選ばれやすいということだと考えられます。宿泊券や調理家電は1点あたりの金額が大きく、用意できる数は自然と限られます。当選人数が少ないのは、賞品が地味だからではなく、むしろ逆というわけです。
賞品の種類ごとの当選人数の傾向は賞品別の狭き門|懸賞535件でわかった当選人数の差でくわしく扱っています。
共同企画の懸賞をどう狙うか
- 当選人数の少なさと引き換えに、賞品は豪華な傾向があります。「数を打って当てる」より「欲しいものに絞って出す」のに向いた懸賞です。
- ほぼ確実にレシートが要ります(86%)。対象のお店とメーカーの組み合わせが決まっているので、いつものスーパーで買っても対象外ということが起こります。レシートを取っておくだけでなく、店舗が対象かを先に確認してください。
- 締切までの日数が中央値15日と短めです。見つけたその週のうちに応募する前提で考えたほうが確実です。
- 応募方法はWebが74件、ハガキが47件で、ハガキ併用型が多いのも特徴です。ハガキで応募する懸賞もあわせて確認してください。
集計についての注意
- 共同企画かどうかは主催・タイアップ先の表記に「×」が入っているかで機械的に判定しています。「・」や「と」でつないだ連名は共同企画として数えられていません。
- 当選人数は当選確率ではありません。応募者数は公表されないため、当選人数が多い懸賞が当たりやすいとは限りません。
- 締切までの日数は2026年8月時点で集計したもので、募集期間の長さそのものではありません(応募開始日を公表していない懸賞が多いためです)。
- アタリバはプレスリリースを主な収集元としているため、日本の懸賞全体の傾向とは異なる可能性があります。集計は掲載の入れ替わりによって変動します。