月初に始まる懸賞の86%は、1日を過ぎてから出てくる|9月の246件で組む10月のスタートダッシュ
9月30日締切の懸賞は掲載中992件のうち220件。10月1日開始もすでに48件見えていますが、先月9月1日に始まった懸賞246件のうち開始前に掲載できていたのは13.8%だけで、75.2%は1日〜7日に出てきました。月替わりの1週間の動き方をデータから組み立てます。
9月30日(水)が終わると、懸賞の顔ぶれは大きく入れ替わります。この記事を書いている9月26日時点で、アタリバに掲載中の992件のうち220件(22.2%)が9月30日締切です。そして翌10月1日(木)に応募が始まる懸賞は、すでに48件を掲載しています。
ただ、10月1日に始まる懸賞がこの48件で全部かというと、まったく違います。先月の実績を調べると、9月1日に始まった懸賞の86.2%は、9月1日を過ぎてからアタリバに掲載されていました。月初のスタートダッシュは「1日に一度見る」ではなく、「1日から1週間、毎日見る」ほうが実態に合っています。
集計の前提
2026年9月26日時点でアタリバに掲載している応募受付中の懸賞992件を対象にしました。「9月1日開始の懸賞がいつ掲載されたか」の集計では、応募開始日が9月1日で、この時点でまだ受付中の246件を見ています。
ここでいう「掲載された日」は、アタリバが懸賞をデータに取り込んだ日です。企業のプレスリリースは2時間ごとに取り込んでいるため、多くは企業が発表した当日に掲載されますが、取り込み元によっては数日遅れるものもあります。
これは日本の懸賞全体の統計ではありません。アタリバは企業のプレスリリースを主な収集元としているため、メーカーが実施する「対象商品を買って応募する懸賞」の割合が高くなっています。当サイトが集めた範囲での傾向としてお読みください。
9月30日に、掲載の2割が締め切る
まずは月末の締切です。9月30日締切の220件を賞品カテゴリ別に見ると、次のとおりです。
賞品カテゴリ | 9月30日締切の件数 |
|---|---|
現金・金券 | 80 |
その他 | 57 |
グッズ | 37 |
旅行・レジャー | 22 |
食品・飲料 | 18 |
家電 | 6 |
当選人数が公表されている176件の中央値は138名。購入不要で応募できるものも22件あります。
注意したいのはハガキです。9月30日締切のうち56件はハガキで応募できる懸賞で、掲載中のハガキ懸賞225件の約4分の1にあたります。締切が「当日消印有効」なら30日の集荷に間に合えば大丈夫ですが、「必着」なら30日までに届いている必要があります。普通郵便は2021年10月から土曜日の配達がなくなり、届くまでの日数も以前より延びています。必着のハガキは、週明けの月曜日までに投函しておくくらいの余裕を見てください。消印有効か必着かは懸賞ごとに違うので、応募要項で確かめてから出すのが確実です。
9月末締切の懸賞は、締め切りが近い懸賞の一覧にまとめています。備蓄向けの賞品にしぼった記事「48本コースでBAKUNEが当たった話と、9月末締切の備蓄懸賞8件」もあわせてどうぞ。
10月1日開始、いま見えている48件
9月26日時点で、10月1日に応募が始まる懸賞は48件掲載しています。10月中に始まるものまで広げると66件です。
賞品カテゴリ | 10月1日開始の件数 |
|---|---|
その他 | 20 |
グッズ | 13 |
現金・金券 | 9 |
食品・飲料 | 3 |
旅行・レジャー | 2 |
家電 | 1 |
応募期間の中央値は55日で、当選人数を公表している38件の中央値は約120名でした。ただし中身は両極端です。
- 数万名規模のメーカー懸賞。 キッコーマンソイフーズの豆乳キャンペーン(3万550名)、日清食品の袋麺キャンペーン(3万10名。うち3万名は100円分のポイント)、JAグループの直売所キャンペーン(1万2,250名)、大塚製薬のキャンペーン(1万名)など。締切は11月末から来年にかけてで、慌てる必要はありません。
- 当選1〜5名のコラボ・ポップアップ企画。 アニメとカラオケ店・温浴施設のコラボや、ポップアップショップのサイン色紙プレゼントなどが8件。締切は10月中旬から11月と短めです。
もうひとつ目立つのが、市川市・新潟県・草加市・堺市といった自治体の懸賞です。地元の農産物や飲食店の利用を応援するキャンペーンが、秋の収穫期にあわせて10月から始まります。
1日に始まる懸賞の大半は、まだ見えていない
ここからが本題です。9月1日に応募が始まり、いまも受付中の懸賞246件について、アタリバに掲載された日を数えました。
掲載された日 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
8月31日以前(開始前) | 34 | 13.8% |
9月1日(開始当日) | 73 | 29.7% |
9月2日〜7日 | 112 | 45.5% |
9月8日以降 | 27 | 11.0% |
開始前に掲載できていたのは34件、全体の13.8%だけでした。残る86.2%は1日を過ぎてから出てきていて、1日から7日までの1週間で185件(75.2%)がそろっています。
懸賞全体で見ても、9月1日は1日で82件を掲載していて、直前の8月25日〜30日(1日あたり平均7件ほど)の10倍以上でした。多くの企業は、懸賞の告知を応募開始の当日か、その数日後に出しているということです。
以前の記事「懸賞の42%は「1日」に始まる」で、月初は新しい懸賞が最も増える日だと書きました。今回の集計は、その続きにあたります。1日に始まる懸賞が見つかるのは、1日当日よりもその後の1週間です。いま見えている10月1日開始の48件は、先月と同じ流れなら、最終的に出そろう数のごく一部にとどまるはずです。
10月らしい懸賞:新米と「実りの秋」
季節ものとしては、新米が当たる懸賞・新米を買って応募する懸賞が13件掲載中です。
主催 | 締切 | 当選人数 |
|---|---|---|
エースワン×大森屋 | 9月30日 | 30名 |
Aコープ鹿児島×鹿児島パールライス×永谷園 | 10月31日 | 80名 |
JA全農みえ | 10月31日 | 500名 |
ハローズ+大森屋 | 11月4日 | 120名 |
千葉県 | 11月5日 | 200名 |
新潟県燕市 | 11月8日 | 1,073名 |
マーナ | 11月8日 | 50名 |
JA全農茨城県本部 | 11月10日 | 120名 |
JAあいち経済連 | 12月31日 | 1,976名 |
JA全農いしかわ | 12月31日 | 1,100名 |
ぎふの米 | 12月31日 | 200名 |
鳥取県産米 | 2027年1月10日 | 180名 |
JAグループ滋賀 | 2027年1月31日 | 360名 |
13件のうち9件は、JA・自治体・県産米の団体といった産地側が主催しています。食品メーカーの懸賞とは顔ぶれが違い、当選人数も1,000名を超えるものが3件あります。産地側の9件のうち8件は、その県の米を買って応募する形です(JA全農茨城県本部のものだけは、お米クイズに答えれば購入不要で応募できます)。お住まいの地域の米が対象になっていないか、県の名前で探してみてください。
ほかにも、タイトルに「秋」が入る懸賞が54件掲載中です。
10月の締切は前半と31日に山がある
9月30日を越えても、締切は続きます。10月中に締め切る懸賞は413件ありました。
締切 | 件数 |
|---|---|
9月30日まで | 274 |
10月1日〜15日 | 212 |
10月16日〜30日 | 102 |
10月31日 | 99 |
11月以降 | 305 |
意外に多いのが10月前半の212件です。開始日がわかる184件のうち90件は9月1日〜10日に始まったもので、応募期間の中央値は35日。9月初めに始まった1か月ほどのキャンペーンが、ちょうどこの時期に締め切ります。月初は新しい懸賞に目が向きがちですが、前半に締め切るものを取りこぼさないことも同じくらい大切です。
そして10月31日は土曜日です。ハガキで必着の懸賞は、前の週のうちに出しておくと安心です。
10月のスタートダッシュをどう組み立てるか
- 9月26日〜30日:9月30日締切の220件を片づける。 ハガキの必着ものは月曜日までに投函。レシート懸賞は、手元のレシートが対象期間内のものか確かめてから応募します。
- 10月1日(木):「応募開始が新しい順」で見る。 当日に掲載されるのは、先月の実績で3割ほど。いま見えている48件と合わせて、まず始まったものを押さえます。
- 10月2日〜7日:毎日「新着順」で見る。 先月は1日開始の懸賞の45.5%がこの期間に出てきました。1日に見て終わりにすると、半分近くを見逃す計算です。
- 10月5日(月):週明けも忘れずに。 1日以外に始まる懸賞は月曜開始が最も多い(以前の集計で37.7%)ので、第1週の月曜は1日開始と月曜開始の両方が重なります。
- 10月前半:締め切りが近い懸賞も並行して見る。 15日までに212件が締め切ります。
- 1日開始のものは、条件を読んでから動けば十分。 10月1日開始の48件は応募期間の中央値が55日です。対象商品や必要なレシートの枚数を確かめてから、買い物のついでに応募するくらいで間に合います。
集計についての注意
- 集計対象は、2026年9月26日時点でアタリバに掲載している応募受付中の懸賞992件です。
- 「9月1日開始の懸賞が掲載された日」の集計は、9月26日時点でまだ受付中の246件が対象です。9月1日に始まり、すでに締め切られた懸賞は含まれていません。短期間のキャンペーンほど抜けているため、実際の分布とは差がある可能性があります。
- 掲載された日は、アタリバがデータを取り込んだ日です。企業の発表日と一致しない場合があります。
- 10月1日開始の懸賞のうち、同じキャンペーンを別の告知ページから重複して取り込んでいたとみられる2件は、件数から除いています。
- 当選人数の比較は、当選人数が公表されている懸賞のみを対象にしています。当選人数は応募者数と組み合わせて初めて確率になりますが、応募者数は基本的に公表されないため、当選人数の多さがそのまま当たりやすさを意味するわけではありません。
- 「新米」の懸賞は、タイトルまたは賞品に「新米」を含むものを数えています。
- 掲載件数や締切別の件数は日々変動します。本文中の件数はすべて集計時点の値です。